ルビィ「鞠莉さんなんて嫌いです」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/09/21(木) 00:11:50.88 ID:x1eCXNrg0


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ダイヤ「ルビィ! ルビィ!」

ルビィ「どうしたの、お姉ちゃん」

確か、お姉ちゃんが中学にあがったばかりの頃の話です。


ダイヤ「馬はとても背が高いのですわ!」

らしくない安直な言葉でまくし立てながら、お姉ちゃんはにこにこ目を輝かせていました。

まくし立てた、というのは正しくないかもしれません。

やっぱりドライヤーのせいで、ルビィたちは大きな声で話すしかなかったのです。


お姉ちゃんは自分の髪をざっとタオルで拭った後に、ルビィの髪を乾かしてくれていました。

ルビィはお姉ちゃんの細い指が髪を通るのが好きでしたが、その日ばかりは面白くありません。


お風呂あがりは、ルビィの時間のはずでした。

小学校での体験をぺらぺらと話すルビィの言葉を、お姉ちゃんは毎日優しく聞いてくれるのです。

しゃべりすぎたかと言葉を止めると、「それで?」と笑って促してくれるのです。


けれどその日だけは、お風呂あがりはお姉ちゃんの時間でした。

ううん、お姉ちゃんと、鞠莉さんの時間でした。


ルビィがわがままにも独占していた時間を、鞠莉さんは馬に乗って奪っていってしまいました。

お姉ちゃんはルビィの髪を梳きながら、馬の毛を触った話をするのです。

お姉ちゃんはルビィの肩をたたきながら、馬の背をたたいた話をするのです。


スターブライト号などというぴかぴかした名前の馬は、その名の通り、ルビィの学校生活なんかよりもずっと輝いていたのです。




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