2:名無しNIPPER
2017/09/19(火) 15:48:34.54 ID:bUrsetWRO
説明しよう!
雲身払車剣。それは剣技の中でもとりわけ強力な全体攻撃技である。
雲身……雲のようにサァッとその身が掻き消えたと思えば、次の刹那、全ての敵の前に分身として現れ、払車剣……巨大な滑車で敵を切り刻み大ダメージを与えるのだ。
このバスという閉鎖空間の中。
雲身払車剣を繰り出せば無事ではすまない。しかし、しかしだ。A子は閃いてしまった。閃いてしまったのであれば、それはもう…
A子「どうしよB澤さん…。雲身払車剣したい……雲身払車剣をしたいよぅ……!」
B澤「待て!待つんだ畜生!なんでハンドスピナーで雲身払車剣を閃くんだよ…!?」
A澤「ごめんね。ハンドスピナーが回るのを見て、払車剣を連想してしまったの。だから、仕方ないのですよ」
B澤「最悪だ!こんな所で雲身払車剣したら、阿鼻叫喚の地獄絵図だろうに!それが分からない君じゃない筈だ!」
A子「だって、だって閃いてしまいましたもの!
試さずにはいられません!
ならばB澤さんだって仮に今この瞬間、神速三段突きを閃いたとしたら、試さずにいられるんですか!?」
B澤「ぐっ…!だが神速三段突きは単体のみの攻撃だ。全体攻撃の雲身払車剣はやはり危険なのだよ!」
A子「論点を雑にすり替えよってからに!違うでしょう!今は、閃いた技を我慢できるか否かの話なのです!
私は……我慢できないですよ?」
A子がハンドスピナーを握る手にも力が篭もる…!
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