75:名無しNIPPER[age]
2017/09/27(水) 21:03:50.06 ID:xQitmrCBO
魔法使い「で、では…最初に説明します…私の魔法はまだまだ未熟です」
魔法使い「私の魔法で創り出したものは三時間しか持ちません」
シンデレラ「ほかの魔法ならどのくらい持つの?」
魔法使い「幻影ならある条件を満たさない限り消えないのですが、今回は馬車など実際に使用するものを作るので幻影ではダメなのです」
魔法使い「だ、だから夜の0時までには城から出てください」
魔法使い「い、以上のことを踏まえた上で揃えて欲しいものがあります…」
彼女が揃えて欲しいと言ったものは白いネズミ2匹と黒いネズミ1匹 カボチャだ。
幸い動物達とは仲が良いから直ぐに協力してくれた。
そしてカボチャも揃えた。
シンデレラ「用意したわよ」
魔法使い「あ、ありがとうございます」
魔法使い「物質変化魔法!!!」ピカ-ン!
杖を振るうと白いネズミは立派な白馬になり、黒いネズミは行者として鞭を振るい、カボチャは豪華な馬車になった。
シンデレラ「……すごい」
私は感動で顔を覆っていた。
魔法使い「そ、それとあなたのドレスも!」
杖を振るうと光の粒がシンデレラの周りを飛び徐々にボロボロの服装を白い純白のドレスに変化させた。
シンデレラ「…ステキ」
あーやっぱり私も女の子だ。
だってこんなステキなドレスを着ただけで世界一の幸せ者だと思ってしまうもの
魔法使い「あ!忘れてました…これをもらってください」
彼女はガラスの靴を私に渡した。
シンデレラ「これは…?」
魔法使い「こ、これは私の友人から貴方へのプレゼントです…これは魔法じゃないので消える事はありません」
シンデレラ「義姉2さん…ありがとう」
私はガラスの靴を胸に強く抱きしめ、誰にも聞こえない声で呟いた。
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