奈緒「特別な一日」
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/09/22(金) 12:17:29.95 ID:lxRgUaxk0
映画館につく頃には、アタシもPさんも真っ赤になっていた。

落ち着いて考えてみると、アタシ達結構やばいことしてたんじゃないか!?

手とか繋いで歩くとかこ、恋人同士みたいなことしちゃってさ!アイドルとプロデューサーだぜ!?バレたら絶対ヤバいって!

どうやらそう考えたのはPさんも同じだったみたいで、顔を見合わせて二人同時に手を離した。

しばらくの間気まずい沈黙が続く。

それに耐えきれなくなったアタシは、Pさんに尋ねた。
 
「と、ところで今日はなんの映画を見るんだ?」 

Pさんにもこの沈黙は耐え難かったみたいで、アタシのかなり強引な話題にも乗ってきてくれた。
 
「そ、そうだな。まだ奈緒には教えてなかったな。…えっと、ほら、あれだよ。あのポスターの映画」
 
Pさんの指さす方を見ると、そこにはアタシが前から見たいと思っていたアニメの劇場版のポスターが貼ってあった。 

「この前の営業の帰りに映画館の前を通っただろ?その時に奈緒がすごく見たそうにしてたからな。今日はこの映画のチケットを買ったんだよ」 

得意げな様子でPさんが言う。アタシってそんなにわかりやすかったのか…。

まあ確かにこの映画のことはだいぶ気になってたからな。嬉しいとは思う。

…でもPさんとこの映画を見たいとは思わないんだよなあ。だって内容がな…。 


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