61: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/19(火) 07:47:45.72 ID:X7+uLgOx0
李「この像も破壊したいのであるが……いちいち掃射を受けては敵わん」
次に李さんが示したのはモノクマの銅像。
モノクマ……こうして見る分には、可愛い見た目をしているんですけど……
綺麗な物にはトゲがあるってやつでしょうか?
辰爾「像……ですか?」
李「ああ、そこにあるではないか?」
辰爾「……そう、なのですか?」
辰爾さんが銅像へ触れる。彼女はゆっくりと形を確かめるように手を這わせている。
辰爾「本当。不可思議な形状ですね」
李「あの……熊? うん、あいつの像だな」
辰爾「これが……モノクマ様なのですね……」
辰爾さんは撫でるように触れ続ける。
李「お前……もしやあれか? 盲目なのか?」
稲羽「盲目、って……」
辰爾「……ええ、彼が仰った通りです」
辰爾「目の機能は備わっていると言えません」
辰爾「ですから、少し妙な挙動をとってしまう事がありますが……ご容赦いただければ幸いです」
稲羽「……」
目が見えない……
私には……想像もつかない話だ。
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