27: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/17(日) 02:11:30.33 ID:X5xNsRV70
・帽子に札を付けた少年
???「嘿呀!!!」
壁を殴りつけている、中華風の服装の男の子。
帽子から顔全体を覆うくらいのお札が下がっていて、完全にキョンシーと形容できる。
???「……アイヤー!? 嚇到我了!?」
稲羽「!?」
???「何だお前!? お前は誰だ!?」
稲羽「わっ、私は……あ、初めまして。稲羽兎です」
???「稲羽……? 稲羽、兎……稲羽兎。稲羽兎……稲羽兎……稲羽……稲羽兎……」
???「我、李紅運」
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【超高校級の拳法家】李 紅運(リー コウウン)
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彼は中国拳法家として中国各地を放浪しているらしいけど……詳しい事は分からない。
稲羽「キョンシーですか? こうして……腕を伸ばしてピョンピョコ……」
李「どこを見たらキョンシーに見えるのだ?」
稲羽「……」
お札とか……かな
李「キョンシーとは要するに死体の活動であろう? 中々縁起がよいな」
李「まあ、そのように蘇ったところで奴らが……決定的に欠落しているのは変わらぬが」
李「……というか! お前こそ何なのだ? 兎の真似事か?」
李さんが、私の顔をまじまじと見つめてくる。
そして、自身の額の札を指で遊ばせながら話を切り返す。
李「よいか? この札は、我が老師により施された符呪にすぎない」
稲羽「符呪……」
李「ああ。絶対的な服従の」
稲羽「……」
やっぱり……キョンシーじゃないですか……?
【INFO】
李紅運と出会いました。
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