26: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/17(日) 02:09:02.40 ID:X5xNsRV70
・煙管を手にした前時代的な女性
???「やぁ」
羽織を着て、煙管を手にした女性。片目が髪の毛で隠れている。
まるで……国語や歴史の教科書に載せられているような容貌です。
???「私の代表作は『不幸代行人』……まあ、代表作云々は今適当に決めたのだがゴホン」
???「しかし勿論、君もこの表題を一般的教養として有しているね? 私は返答を促す」
稲羽「はい……」
特異な血筋の生まれの主人公が、他人の不幸を代行して引き受けるという怪奇物だった。
主人公が己の身に苦痛を受け続けて、周囲に対して呪いを抱き、その感情に徐々に蝕まれていく。
恐怖を覚えつつも、彼に少しだけ共感を抱いた。
???「はは、嬉しいね……さて、そんな君には説明しなくても分かっているとは思うのだが」
???「様式美という事で名乗っておこう。私こそ現代に蘇った文豪、辻垣理緒であると」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【超高校級の小説家】辻垣 理緒(ツジガキ リオ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
辻垣「君は……超高校級の幸運だったね。良い機会だ、是非君の幸運に関するエピソードを聞かせてくれ賜え」
辻垣「例えば石油を掘り当てたとか……そんな事があったら是非肖りたいところだ」
稲羽「そんなに……運は良くないですよ」
辻垣「ははは、謙遜することは無い」
辻垣「超高校級と呼ばれる以上、君には何らかの能力が備わっている筈だ……私は興味深そうに君の顔を覗き込む」
彼女は自身の言葉通り、何かを考えるような様子で私の顔を覗き込む。
辻垣「自己否定などしていては、折角の肩書が泣いてしまうよ」
稲羽「……」
でも……あんまり自信ないんですよね。
【INFO】
辻垣理緒と出会いました。
163Res/158.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20