143: ◆Vcl4B/DaxY[saga]
2017/10/02(月) 02:23:04.54 ID:nc1YfqXW0
稲羽「辻垣さん、私に……何か用事とか……」
辻垣「ああ、ほら。昨日言ったじゃないか。君の事をもっと知りたいってね」
稲羽「……」
確かに言っていましたけど、こんなに早いとは思いませんでした。
稲羽「あの、本当に私なんかの事で……良いんですか?」
辻垣「私なんかの事で良いんですか……か。君は余程自信がないようだね。……それならば逆に言おう。私は君じゃなければ駄目なんだと」
辻垣「何故なら、君という人間は君しか存在しないのだから。同じ人間なんて存在しない、従って私にとって君の事は君で無ければ駄目なんだ」
辻垣「私は君という人間の事が知りたい」
辻垣さんの瞳が私を捉える。
私なんかの事を知っても、あんまり面白くないと思います。
稲羽「どうして……私の事が知りたいんですか?」
辻垣「まず、そうだね。君についての記憶が失われてしまったからだね。その記憶を持たないのは、君自身も同じことだけれど……」
辻垣「あとは、単純にここにいる皆に興味があるからだ」
稲羽「……」
辻垣「私はこの状況に乗じて、君達をもっと知っていきたいと思っている。幸い、まだ殺人を起こそうと考えている人はいないようだから」
殺人なんて、そんな事……起こらないで欲しいですけど。
辻垣「さて、それじゃあ君について聞かせて貰おう。まずは血液型から……」
モノクマ「B型です」
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