【再開】オリロンパ(β)
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142: ◆Vcl4B/DaxY[saga]
2017/10/02(月) 02:16:55.24 ID:nc1YfqXW0
稲羽「……?」

煙管の香りで目が覚める。

辻垣「おはよう」

稲羽「辻垣さん?」

目を開いた私の前には、辻垣さんの姿があった。

昨日と同じ笑顔。煙管の香りと、彼女の笑顔が酷く懐かしく思えた。

出来る事なら、このまま彼女をずっと見ていたい。

稲羽「……」

……どうして、こんな感情が芽生えるんでしょうか?

辻垣「天窓を割るのは失敗してしまったようだね。残念だ、と私は落胆する」

稲羽「そうですね……」

少なからずショックではあった。

モノクマにいつ殺されるか分からない状況。今の所、初日以外は手を出してきていないようですが……それでも、こちらから手を出す事があれば、

彼は躊躇いなく私達を殺すだろう。

稲羽「……」

お母さんは……今何をしているんでしょうか? 私がいなくなってから、一体何日が過ぎているんでしょうか?

稲羽「……ところで、どうしてここに?」

辻垣「ああ、鍵が開けっ放しだったよ」

え……閉め忘れてたんですか

駄目ですね私


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