134: ◆Vcl4B/DaxY[saga]
2017/09/29(金) 21:49:46.54 ID:3XvJT4850
モノクマが去っていった。
稲羽「……」
私の早とちりで、皆さんに迷惑を掛けてしまった……
絡繰君にも……橘高さんや辻垣さんにも申し訳ないです。
絡繰「そう落ち込むな、稲羽」
稲羽「絡繰君……」
絡繰「弁償なんてしなくても、あの人工日光は修理すれば何とかなる」
稲羽「いえ、そうではなく……」
何といったら良いんでしょう。何だか少し気まずい。
稲羽「あの……ごめんなさい。この梯子を作ってもらったのに」
絡繰「ん? お前が謝る必要は無いぞ? ボク様の目的は元々あれを観察する事だった、だから梯子も作ったんだ」
絡繰「今回、お前に頼まれたのはついでだっただけだ」
絡繰君は空を見上げ、天窓の損壊部分を見つめていた。
絡繰「じゃあ、ボク様はしばらくここにいるから。お前はそろそろ帰った方が良いんじゃないか?」
稲羽「でも……」
絡繰「ん? ボク様の事を気にしているなら、無用な心配だな。ボク様は好きでここにいるだけだからな」
稲羽「そう、ですか?」
絡繰「ああ」
163Res/158.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20