123: ◆Vcl4B/DaxY[saga]
2017/09/27(水) 22:34:29.30 ID:fXBconDS0
【2日目】自由行動 4/4
【食堂】
うーん……あれ? 私は何で食堂にいるんでしょう?
稲羽「……」
機械の軋む音が聞こえる。
絡繰君が機械を組み立てている。大体の形は出来上がっているようだった。
李「起きたか?」
稲羽「……李さん?」
私の視界に飛び込んできたのは、漢字の書かれたお札。
勅令陏身保命……これってどういう意味でしたっけ?
李「なんかお前、花があるところでぶっ倒れていたぞ?」
稲羽「……」
そうでした。そういえば私は四季ヶ原ちゃんに……。どうしよう、あの時の事を思い出すと物凄く恥ずかしいです。
李「放置するわけにもいかぬから、こうしてここに運んできたという訳アル」
絡繰「んー、どうせなら個室に運んだ方が良かったんじゃないか?」
李「はて? 個室というのはどこだ?」
絡繰「ああ、ここを出て突き当りの――――」
李さんが私を介抱してくれたのか。
稲羽「李さん、ありがとうございます」
李「まあ、我らは盟友であるから。困ったときはお互い様」
いつの間にか盟友になっていたんですね。
嬉しいです。
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