110: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/24(日) 18:19:38.36 ID:prdGZkfz0
【二日目】自由行動 1/4
【食堂】
稲羽「……」
小倉さんと……
ハック「……」
あ、ハックさんだ。
彼は初めて会った時のように、机の下に潜り込んでいる。
テーブルクロスが捲られて、花瓶で固定されている。
小倉「何だい? さっきからボクに付きまとってるようだけど、早くそこから出てどっかへ消えてくれないか?」
ハック「……」
小倉「悪いけど、ボクは美しい人以外は極力視界に入れたくないんだ」
ハック「そんなんでよく生きてこれたな(正論)」
小倉「ここで当てはまるのは加々美クン……あの綺麗な顔……ずっと見ていたいね」
小倉「ここは本当にしょうもない所だから……彼を見ているのがボクにとっての唯一の癒しになるんだ」
小倉さんの表情は恍惚としている……
彼女は加々美さんの事が好きみたいですね。
ハック「あんなナヨナヨした野郎のどこが良いんだ……?」
ハック「というか何なんだ……あのキメェ口調……自分の性別すら分からなくなってんのか……?」
ハック「あ……頭湧いてんじゃ無ーのか?(引)」
小倉「はぁ……」
小倉「美しいものはそれだけで価値があるんだよ。……綺麗な物は愛でたいだろ?」
ハック「アレが美しいのか?」
加々美さんは……綺麗ですよね。
けど、ハックさん的にはどうでも良いかもしれませんね。
彼の性格的に……それに男性同士ですから、あんまり興味が無さそう。
小倉「あんなに美しい人はそういないさ……このめぐりあわせをくれた神に感謝したいくらいだね……」
ハック「ケッ……」
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