5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/14(木) 20:27:21.12 ID:dfAozWXTO
「……」
「……」
「……楓さん」
すると声。
私が口をすぼめて吸い付く度、熱く濡れた吐息と小刻みな震えを伴わせながら愛しい表情を見せてくれていたプロデューサーが口を開いた。
ぽんぽん、と頭を撫でながら。汗でべたついて乱れる私の髪を時折弄りつつ頭を優しく撫でながら、プロデューサーがぽつりと私の名前を。
「んー……じゅ、るちゅ……」
「っ……もう」
放してしまいたくなくて。吸い付く度に見られるプロデューサーの姿をもっと見ていたくて。だから口は開かずにもう一度吸い上げることで応えた私を、プロデューサーが軽くつつく。
とん、と優しく。べったり張り付いた髪の毛を掻き分けてから、その奥の私の額を軽く一度。
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