16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/14(木) 20:36:07.56 ID:dfAozWXTO
むっと怒っているようにしてみせる私を見てプロデューサーが笑う。
なにも本当に怒っているわけじゃない。それはプロデューサーも分かっている。でもその上で、分かっている上でキス。それまでのものよりも少し長いキスを落として、機嫌を取るような口調で言葉をかけてくる。
「こんなに好きなんです。今に限らず、楓さんのことしか見えてませんよ」
「それ、プロデューサーとしてはどうなんでしょう」
「まあ、確かに問題かなとは思いますけど」
「でも嬉しいです。プロデューサーにそう思ってもらえるのは」
「楓さんに喜ばれるのなら良かったです」
「ふふ」
まっすぐ一途に向けられる視線を受け止めて、同じようにまっすぐ一途な他のどこにも逸れない視線を返す。
互いにまっすぐ見つめあいながら、合間に何度もキスを織り混ぜつつ言葉を交わす。
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