七尾百合子「文学少女は純情って事になりませんかね?!」
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42: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/09/19(火) 16:12:30.73 ID:okum3/gZO



「あ!プロデューサーさん、喉乾いたりしませんか?」

 ……話題転換雑過ぎない?

「いや、大丈夫かな。それにまだ小鳥さんが出かける前に入れてくれたお茶があるし」

「ありませんよ?」

 いや、そんなはずはないだろう。
 そう思って小鳥さんの机に置いておいた急須を手に取る。
 ……本当だ、残ってない。
 いつの間にか俺結構飲んでたのかな。

「……他の女が淹れたお茶を飲むなんて……」

 百合子が何かを言っているが聞き取れない。
 耳が悪くて良かった。
 いやぁ、歳取ったなぁ。
 机の下で足がガクガク震えてるけど、これも歳のせいかな。

「ところでプロデューサーさん、何か飲みませんか?」

「うーん、とは言え別に喉乾いてたりは

「プロデューサーさん、喉、乾きませんか?」

「めっちゃ乾いた、もう喉カラカラでミイラになりそうだったところだよ!」

 実際喉はカラカラになっていた。
 緊張と、恐怖で。





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