七尾百合子「文学少女は純情って事になりませんかね?!」
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25: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/09/17(日) 17:14:14.58 ID:483Co6yNO



「プロデューサーさん、朝ごはん出来てますよ?」

 俺の夢はなかなかリアリティがあるようだ。
 まさか担当アイドルである七尾百合子がこんな再現度で夢に出てくるなんて。
 夢と言うのはその人間の欲望を映し出す事もあると聞くが、だとしたら俺は百合子の声を目覚ましボイスにしたがっていたのかもしれない。
 今度録音させて貰うか。

「……本当に寝てるんですね?」

 なんてアホな事を考えているうちに、俺の寝ているベッドに誰かが乗っかってくる感触がした。
 そのまま、のそりのそりと布団を進む音が聞こえ……

「……起きてるよ、百合子」

「ひゃっ?!ぷ、プロデューサーさん?!起きてるなら起きてるって言ってください!襲いますよ?!」

 理不尽な怒りと犯罪宣告を、まさか日曜の寝起きに受けることになるなんて思わなかった。
 人生、何があるか分からないなぁ。
 間違えて目覚ましをセットしてしまった過去の俺への感謝が尽きない。




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