6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/13(水) 21:38:59.16 ID:t50tah/9O
込み上げてくる恥ずかしさや照れを耐えて強行した私のその行動にプロデューサーさんも動揺したらしい。足を閉じる力がふっと弱まって、開こうとする私の手の動きを抵抗なく受け入れてくれた。
受け入れられて、開かれたそこ。もう一度閉じてしまう前に私はそこへ腰を下ろす。気持ちを逸らせて少し水飛沫を上げてしまいながらもそこへ下りて、そうしてしっかりと嵌まり込む。
「……ああ、プロデューサーさん」
「……何、かな」
「えっち」
月並みな台詞。けれどいつか必ず言いたいと願っていた台詞。それを、願っていた通りの相手へ紡いで送る。
身体を座らせる私の下、そこへあるのを感じる。
どくん、どくん、と脈打っているのが分かる。びく、びく、と震えているのが伝わってくる。ぐっ、ぐっ、と焼けたように熱く硬いそれが私を押し上げ叩いてくるのが感じられる。
プロデューサーさんを感じる。私に興奮してくれている……どうしようもなく昂って、どうにもならないくらい欲情して……そんな、私と同じになってくれているプロデューサーさんを感じる。
感じて、そして嬉しくなる。大好きで恋しくて何よりも愛おしく想う相手が、こうして自分を意識してくれている。そのことにたまらなく嬉しくなって……そして、幸せな心地になる。
「っ……!」
「なーんて。いいのよ。むしろここまでしたのに何も反応してくれないほうがずっと嫌だもの。……ふふ、私もしっかりプロデューサーさんの対象なんだって確かめられて嬉しいくらい」
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