【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2
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351:名無しNIPPER[saga]
2018/04/13(金) 23:04:37.88 ID:zgEn5o4A0
セイジ「書道。墨と紙と水を使ったアート。説明してみると簡潔なんだけど、いざこうして目の前に美術品を並べてみると言葉では言い表せない心の動きがあるよね」

たん、と背後で靴音がして振り返った。

チヅルさんも真横に立たれるまでは気づかなかったらしく、驚いている。

美術商のセイジさんはいつも気配を隠していきなり姿を現す。神出鬼没なのだから美術商より怪盗の方が向いているかもしれないと少しだけ思った。

セイジ「芸術に値段をつけるのは無粋だという人たちがいる。OK、確かにそういった主張というのは僕にも分かる」

セイジ「けどすべての芸術家にパトロンがついてたり遺産を持っていたりすることはないことを念頭に置いて欲しい。彼らも生きていく上で衣、食、住、この三点は何とかしなきゃだよね?」

セイジ「結局は芸術家も人間だから、生物だから生きるため、衣食住のための費用を稼がなければならない」

セイジ「じゃあそのためにどうするか。目の前の『誰かの心を動かしてくれるかもしれない価値あるもの』を売って生活していくのは自然な事だと思わないかい?」

セイジ「そう、芸術家だけでなく画廊や美術館だってそうだ。彼らにも生活がかかっている」

セイジ「結局のところ口に糊するために、生きるために画廊も遮二無二、我武者羅にならなきゃいけないのさ」

ブラッキー「このイカれた白髪グラサン男はアンタの知り合い?」

カナタ「ああ、うん」

セイジ「人ごみに驚いただろう?でも仕方ないことだから理解を示してほしい。今日はお客さんが沢山集まるハレの日なんだ」

カナタ「今日はお忙しいところありがとうございます」

セイジさんは気にしないでくれと手を振った後「モノは持ってきてあるのかな?」と口にした。


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