94: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/10(日) 01:21:08.12 ID:dLHNu4/I0
〜帰り道〜
鞠莉 『まずはあなたが、みんなを信じてみたら?』
鞠莉さんに言われたその一言が、ずっと頭の中でぐるぐると回っていた。
…そういえばそうだ。一番人のことを信じようとしてなかったのは、私だったかもしれない。
ひとり夜道を歩いていると、後ろから視線を感じた。恐る恐る振り向くと、そこにいたのは見慣れた顔だった。
梨子 「千歌ちゃん…! 何してるのこんな時間に」
千歌 「それはこっちのセリフだよ、梨子ちゃん」
千歌ちゃんが少しづつ、ゆっくりと歩み寄ってくる。…相手は千歌ちゃんだと分かっているのに、得体の知れない圧力に、思わず後ずさってしまう。
千歌 「さっき、鞠莉さんの家にいたよね?」
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