58: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:35:56.41 ID:Gw/LBJoB0
果南 「ちょっと待ってて。これが終わったらお茶出すよ」
お店の窓ガラスにスポンジを当てながら、果南さんは私たちに中で待ってるように促す。
2人は制服の襟をパタパタとさせながら中へと入っていく。
梨子 「……いつもなんですか? その“落書き”」
果南 「えっ…あぁ、うん。ちょっとだけ放置してたのもあるけどね。結構落ちにくくて、消すだけでも骨が折れるし」
『裏切り者』『呪われろ』…
心無い言葉の数々が、柵や窓ガラス…果南さんの家のあちこちに書かれている。
果南さんはスポンジでそれを一つ一つ丁寧に消していく。落書きを消すにしては、力を込めすぎているように見えた。
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