207: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:32:24.42 ID:FbcA272X0
9/13 (金)18:27
From : 黒澤 ダイヤ
宛先 : 桜内 梨子
208: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:32:52.94 ID:FbcA272X0
梨子 「この噂広めたの…ルビィちゃんだよね」
善子 「確かに、黒澤家の娘の言うことなら、みんな信じるかもね」
梨子 「この話を聞いた市民は全員、空気清浄機を付けようとする。そして室内にとどまり、確実に気化した狂信水を吸い込む」
209: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:34:02.00 ID:FbcA272X0
1度目の狂人化。
あれは恐らく、予め狂信水が塗りこまれていた飴が原因だろう。同じく飴を食べた千歌ちゃんもほぼ同タイミングで発症したことも頷ける。
2度目。
千歌ちゃんは飴によって発症。
210: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:34:49.86 ID:FbcA272X0
梨子 「……ルビィちゃん、なんだよね」
ルビィ 「流石にこの現場を見られて、言い逃れはしません」
曜 「ルビィちゃん…どうして?」
211: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:35:23.60 ID:FbcA272X0
ルビィ 「…別に、小原家が憎かったわけじゃないです。ただルビィは、黒澤家としての役目を果たせればそれでよかったんです…!」
梨子 「黒澤家としての役目?」
ルビィ 「……ルビィは、黒澤家から捨てられたんです。ルビィが未熟だったから」
212: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:35:51.90 ID:FbcA272X0
ルビィ 「だからルビィは、黒澤家の人間として、しっかりとやるべきことをやれると証明したかったんです!」
ルビィちゃんは涙を流しながら、自分のしてきた事をすべて告白し始めた。
213: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:36:42.85 ID:FbcA272X0
ルビィ 「事件が起きて確信しました。狂信水は本物だって…」
梨子 「狂信水は、神社で?」
ルビィ 「お姉ちゃん達の反対運動が成功しますようにって、毎日お参りに行ってたんです」
214: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:37:11.31 ID:FbcA272X0
ルビィ 「訳の分からない呪いなんかの話まで出始めて…お姉ちゃん達が疑われて! 耐えられなかった…!」
曜 「……。」
ルビィ 「ホテル建設が中止になっても、足がつくようにわざと狂人化を起こし続けた。それでもルビィが捕まることはありませんでした」
215: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:37:37.83 ID:FbcA272X0
ルビィ 「何も生みやしないいじめや嫌がらせだけを続ける人たちに嫌気が差したんです。だから、すべて終わらせようと…」
梨子 「…そうだよね、確かにそうかも」
千歌 「梨子ちゃん?」
216: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:38:24.15 ID:FbcA272X0
鞠莉 「…私はね、いじめを受けて分かった。この街の人は、本当にこの街が好きなんだなって」
ルビィ 「鞠莉さん…」
鞠莉 「今まで反対を押し切って開発を進めたことは何度かあったけど…こんなに熱いハートを感じたのは初めてだったよ」
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