204: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:30:45.79 ID:FbcA272X0
梨子 「…ルビィちゃんは何をしてるの? こんな所で」
ルビィ 「ちょっとした散歩ですよ」
梨子 「その手に持ってる水は何?」
205: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:31:26.54 ID:FbcA272X0
千歌 「ねぇ…どういうことなの梨子ちゃん。ルビィちゃんは一体…!」
梨子 「見た通りよ。内浦の怒り…その全ての原因は、ルビィちゃんよ」
曜 「嘘だよ…絶対嘘!」
206: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:31:53.41 ID:FbcA272X0
梨子 「まず街全体を狂人化させるためには、全員が一斉に水を摂取する必要がある。でもそれはあまりに現実的じゃない」
千歌 「じゃあウイルスの仕業って噂を広めたのって…!」
梨子 「そう、ルビィちゃんよ。みんなに空気清浄機を持たせるためにね」
207: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:32:24.42 ID:FbcA272X0
9/13 (金)18:27
From : 黒澤 ダイヤ
宛先 : 桜内 梨子
208: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:32:52.94 ID:FbcA272X0
梨子 「この噂広めたの…ルビィちゃんだよね」
善子 「確かに、黒澤家の娘の言うことなら、みんな信じるかもね」
梨子 「この話を聞いた市民は全員、空気清浄機を付けようとする。そして室内にとどまり、確実に気化した狂信水を吸い込む」
209: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:34:02.00 ID:FbcA272X0
1度目の狂人化。
あれは恐らく、予め狂信水が塗りこまれていた飴が原因だろう。同じく飴を食べた千歌ちゃんもほぼ同タイミングで発症したことも頷ける。
2度目。
千歌ちゃんは飴によって発症。
210: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:34:49.86 ID:FbcA272X0
梨子 「……ルビィちゃん、なんだよね」
ルビィ 「流石にこの現場を見られて、言い逃れはしません」
曜 「ルビィちゃん…どうして?」
211: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:35:23.60 ID:FbcA272X0
ルビィ 「…別に、小原家が憎かったわけじゃないです。ただルビィは、黒澤家としての役目を果たせればそれでよかったんです…!」
梨子 「黒澤家としての役目?」
ルビィ 「……ルビィは、黒澤家から捨てられたんです。ルビィが未熟だったから」
212: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:35:51.90 ID:FbcA272X0
ルビィ 「だからルビィは、黒澤家の人間として、しっかりとやるべきことをやれると証明したかったんです!」
ルビィちゃんは涙を流しながら、自分のしてきた事をすべて告白し始めた。
213: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/13(水) 22:36:42.85 ID:FbcA272X0
ルビィ 「事件が起きて確信しました。狂信水は本物だって…」
梨子 「狂信水は、神社で?」
ルビィ 「お姉ちゃん達の反対運動が成功しますようにって、毎日お参りに行ってたんです」
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