19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:07:56.82 ID:+EtVRVLso
〜
櫻子「……は? 同棲?」
向日葵「え……?」
ちなつ「うん、まだ数ヶ月程度しか経ってないんだけどね」
離ればなれになった私たちが再び一緒になり、こうして付き合うことになる……
こんな出来事はそうそうないだろうと自分でも思っていたが、世間には……いや意外と近くに、同じくらい波乱にまみれた人生を送っている人たちがいるらしい。
櫻子「ちょ、ちょっと……嘘でしょ!? 本当に同棲なんてしてるの!?」
ちなつ「そりゃもう朝から晩までぴったり一緒にね〜」
向日葵「えええ……!///」
あかり「ち、ちなつちゃんっ、あんまり誤魔化しすぎはよくないよ〜」
櫻子「どういうこと?」
あかり「べつにあかりたち、二人っきりで一緒に住んでるわけじゃないよ? おねえちゃんたちと四人で暮らしてるの」
ちなつ「あーん言っちゃった、つまんないの」ごろん
櫻子「おねえちゃんって……あかりちゃんのおねえちゃんと、ちなつちゃんのおねえちゃん?」
ちなつ「うちのおねえちゃんたちも付き合ってるんだ。二人とも春に大学卒業して、地元で一緒に働いてるの」
あかり「でも今年から実家を離れて一緒に暮らすことになったから、そこにあかりたちもお世話になってるんだよ〜」
向日葵「へぇ……!」
櫻子「そういうことかぁ……!」
ちなつ「まあお世話になってるっていうか、あかねさんがあかりちゃんと離れたくないから、なりゆきでそうなったって感じだけど……」
あかり「そんなあ。ちなつちゃんだっていつもお姉さんとべたべたしてるでしょ〜」
ちなつ「あかりちゃんのとこほどじゃないよ!? 絶対!」
聞けば聞くほどすごいと思った。一緒に暮らすだなんて……そんなこと、高校生ができるわけないって思っていた。
ふたりの間になんとなく感じる “見えない繋がり” のようなものは、きっと時間を共にしていく中で芽生えた絆のようなものなのだろう。
自分たちと比べるわけではないが……そんな二人のむつまじい関係を、羨ましいと思った。
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