50: ◆Si5ECPaBLY[sage saga]
2017/09/07(木) 04:26:04.13 ID:c6PUDvkw0
乃々「……私は茜さんとは違うんですけど」
茜「?」
乃々「茜さんは明るいです。眩しいです。太陽みたいです。……私もそんな風に前向きに割り切れたら、どんなに楽だったか」
輝子「……」
乃々「じゃあ茜さん。教えてほしいんですけど。私はどうしたらいいんですか?友達が困ってるかもしれなくて、でも迷惑になるかもしれなくて。私はどうし
たら、私のままで、前に進めるんですか?」
茜「んー……」
茜「……後ろ向きでいいんじゃないですかね!」
乃々「……どういうことですか?」
茜「えーとですね、無理に前を向くことはないんじゃないかな、ってことです」
乃々「じゃあどうやって……」
茜「後ろを向きながらでも、前には進めますよ!」
乃々輝子「!」
茜「……周りの顔色を見て、後ろばかり見て、でも前を向くことは怖い」
茜「大丈夫です。それも二人のいいところ。私は周りを見るのが苦手ですから!」
乃々「……」
茜「……まだ自信が持てませんか? じゃあこうしましょう!」
茜「私が前を向いて二人を引っ張ります! だから二人は後ろを向きながら、ゆっくり後ずさりすればいいんです!」
輝子「……」
茜「これで二人は前に進める。私は周りを気にせずに突っ走れる。どうですか!」
乃々「……グス」
輝子「……グス」
茜「あれ?」
乃々輝子「うわああああああん!!!」ビエー
茜「あああ!泣かないでくださいよぉ! よーしよしよしよし!」
乃々輝子「うわああああああん!!!」ビエー
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