49: ◆Si5ECPaBLY[sage saga]
2017/09/07(木) 04:24:23.38 ID:c6PUDvkw0
茜「はい。傷つけられる痛みを知っているから。それを他の人に覚えてほしくないから。だから関わりを少なくしようとしてしまうだけなんです」
乃々「……」
茜「……私も昔はそうでした」
輝子「茜さんも?」
茜「はい。私、昔から考えるより先に体が動いちゃう性分でして。そのせいで色んな人に迷惑をかけてきました。えへへ」
輝子「……」
茜「……『お前は馬鹿だ』『もっと周りのことを考えろ』と言われたことも一度や二度じゃないですね。現に今さっきも乃々ちゃんから言われましたから!」
乃々「あ……。……ごめんなさい」
茜「あー! いいんですよ!さっきは突然追いかけた私が悪いんですから!」
茜「……あの頃は変に縮こまって、自分を見失いそうでした。自分ってなんだろう? って考えて、考えて、それで出会ったのが」
輝子「……アイドル」
茜「そうです! 正確には会ったのはプロデューサーですけど!」
茜「こう言ってくれたんです! 『お前は前だけを向いて、走り続けていればいい。周りは俺が見といてやるから』って!」
茜「それで気付いたんですよ! 私には支えてくれる人がいる。私も皆を支えながら、皆を引っ張っていけばいいんだ!」
茜「……ちょっとゴーマンかもしれませんね! でもそれを知ってからは毎日が楽しいんですよ!」
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