【ガルパン】菊代「私も子供を産もうかなと」 しほ「え?」
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69:名無しNIPPER[saga]
2017/09/30(土) 16:46:36.13 ID:UQIjf1NBO
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菊代「──よぉし決めましたよ。私……結婚をしますっ」

しほ「……え」

菊代「つきましては、全力でしほさんの力をお借りしようかと」

しほ「いや……、……待って、貴方……、ちょっと、待ちなさい」

菊代「え……。 ……もう、しほさんはいつもそうやってすぐ私に待ったをかけます……」

しほ「だって貴方……お風呂を上がって──まだ、1時間も経っていないでしょう」

菊代「はぁ」

しほ「もっと──落ち着いて考えなさい。もっと、慎重に結論を出すべきでしょう。非常識な……」

菊代「と、言われましても……これ以上、何を考えればよいのでしょう……」

しほ「何をって……」

菊代「しほさんが賛成して協力をしてくれるというなら、なら、後は──私が、決断をするだけじゃありませんか」

しほ「……それにしたって、貴方の一生を左右する問題でしょう」

菊代「もちろんそうですけれど、でも、考えてどうこうなる問題でもありませんし……。」


しほ「………………。」

しほ「……ハァ……。」

しほ「……もぅ、信じられない、貴方ときたら……せっかくのお料理の味が分からなくなるわね……」


菊代「勿体ない、こんなに美味しいお料理なのに」

しほ「……まったくだわ」

菊代「お鍋に御造りに朴葉牛に……ハァ幸せ。温泉に浸かって、こんな綺麗な和室でおいしい晩御飯を食べて……私は、自分の人生をしほさんにかけて正解だったと、心から思いますよ、うふふ」

しほ「それは結構だけれど。………………あぁ、思い出したわ、そういえばあの時も──」

菊代「?」

しほ「『私についてきてほしい』と──もう20年近くも前になるのね、あの時も──あなたの決断はバカみたいに早かった……あの時も、本当に、呆れたわ」

菊代「あぁ……私もよぉく覚えていますとも、大学の卒業式の、その後の夕暮れでしたねぇ」

しほ「そうだったわね。貴方は──すでに第一希望の就職先に内定していたのに、それなのに私は、それを蹴って西住の家に入ってくれと──貴方に無茶苦茶なお願いをした」

菊代「そうでしたねぇ」

しほ「結論がでるまで、最低でも一日──まぁ三日四日は当然かかるだろうと思っていた。そもそも断られてもしかたないと──なのに、貴方ときたら……」



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