46:名無しNIPPER
2017/09/14(木) 17:05:47.04 ID:WUZ1iABd0
全部言い切った。達成感と、解放感。
だけど、この視線と沈黙は……
「……なんだよ。なんか言えよ、お前ら」
「いや、なんか聞いてるこっちが恥ずかしくなってきたというか……よくそんなこと言えるわね、ガヴリール」
「うっせ、私だって死ぬほど恥ずかしいわ!」
……でも、サターニャが茶化してくれたおかげで一気に緊張が解けた。
「ガヴ、本当に辛かったのね……話してくれてありがとう」
「やめっ、頭なでるなっ……」
……くそっ、ヴィーネにそんな優しく撫でられてたらまた泣けてきそうだ……
「私たちのことをそんなに思ってくれていたなんて、ガヴちゃんはほんと可愛いですねー」
「そ、そういうわけじゃ……てか、胸乗っけんな!」
……言い方は気に食わないけど、ラフィの口調に優しさが込められてるのは十分伝わってきた。
みんな、みんな優しい友達だ。
「大丈夫よ。私たちもみんな、ガヴのことが大好きだもの。だからなんとか予定を空けて、やっと今日集まれたんだから」
ああ、だめだ。
そんな言葉をかけられてしまったら、また泣けてきちゃうじゃないか。
57Res/36.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20