ほむら「貴女がくれたもの」
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73:名無しNIPPER[saga]
2017/09/02(土) 17:54:21.20 ID:4RLwC4O6O
――翌日放課後、病院


さやか「恭介ー、来たよ」

恭介「・・・」

さやか「どうしたの? 暗いよ恭介」

さやか「あ、今日はね―――」

恭介「さやかは、何でいつもお見舞いに来るんだい?」

さやか「それは・・・恭介の事が心配だから・・・」

恭介「本当は手の動かない惨めな僕を見て、優越感に浸ってるんじゃないのか?」

さやか「そんな訳ないじゃん! どうしちゃったの恭介?」

恭介「僕の手・・・もう動かないんだ」

恭介「医者に諦めろって言われたんだ。現代の医学では治らないって」

さやか「え? ・・・嘘・・・」

さやか「でも、藍だって言ってたじゃん。諦めなければいつかきっと治るって、恭介だってそう言ってたじゃんか」

恭介「さやかには分からないよ・・・」

恭介「どんなに希望を持ったって、その現実を突き付けられてしまったら・・・」

恭介「希望も、心の支えも、僕の全てが崩れ去ってしまったんだ!」

恭介「もうこんな手必要無いんだよっ!!」ガシャン

さやか「やめて! やめてよ恭介!」

恭介「痛みさえ感じない・・・」

恭介「奇跡や魔法でもない限り、治らないんだ・・・」

さやか「あるよ。奇跡も魔法も有るんだよ!」

恭介「慰めは止してくれ・・・・・一人にしてくれないか」

さやか「・・・」ダッ

藍「さやか?」オット

藍「・・・失礼するよ」コンコン




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