6:名無しNIPPER[sage]
2017/09/01(金) 23:00:30.36 ID:ZXrrsdaR0
その後夏樹が、半ば失神するような眠りに落ちていた頃、
玄関のチャイムが響いた。
通販でなにか頼んだっけ……。
セピア色がかった視界で、天井を見つめる。
なにもかもが面倒。
夏樹はしばらくじっとしていたが、チャイムは鳴り止まなかった。
のろのろとベッドから這い出して、夏樹はふらつきながら玄関に向かった。
鍵を開けると、スーパーの袋を手に提げている向井拓海がいた。
夏樹と同じ事務所に所属している。
顔は知っている。
ただ、それだけの相手だった。
25Res/9.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20