11:名無しNIPPER[sage]
2017/09/01(金) 23:08:47.22 ID:ZXrrsdaR0
見ず知らず、というわけではないが、
自分と拓海には「同じ事務所である」という以外に大きな接点はないはず。
けれども、拓海の見方はちがっていた。
「同じ事務所の仲間だから、じゃダメか?」
夏樹は衝撃を受けた。
そして、気づいた。
周りが冷たいとふてくされて自分こそが、
また一方で、冷たい視線で周りを見つめていたのだと。
粥を食べさせてもらっていた時には感じなかった恥ずかしさが、
ここで込み上げてきた。
拓海のやさしさがまぶしい。
夏樹は、プロデューサーが彼女に住所を教えたわけも理解できた。
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