496:爆死の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2017/09/30(土) 16:38:41.79 ID:O+xFKZqK0
ぐだ男(……コイツの好きな人っていうのが俺だったらよかったのになぁ)
ぐだ男(それなら迷わずに抱き寄せて、もっと強引に大丈夫だって言えたのに)
ぐだ男(……ない物ねだりだな。俺はもうこれ以上は何もできん)
ぐだ男「……外出てる。笑い終わったら呼べよ、BB」
マシュBB「待って」
ぐだ男「……?」
マシュBB「……その……」
ギュッ
マシュBB「……服の裾を掴むくらいなら、構わないですよね?」
ぐだ男「好きにしろ。そのくらいならお安い御用だ」
マシュBB「もうちょっと傍にいてください。この程度なら……まだ私たちはただの友人ですから」
ぐだ男「そうだな。俺じゃどうあってもお前の特別になれん」
マシュBB「……それでも好きですよ。私の一番好きな人の次に。ある程度は、ね」
ぐだ男(あー、くそ。何が悲しくて『他に好きな人がいますので宣言』を間近で聞かなければならないんだ)
BB(……ちょっと元気出てきました。センパイのその複雑そうな、不器用な対応を見てると本当に……)
マシュ(愛しいですか?)
BB(……)
BB(まさか、ですよ)
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