9: ◆NVPtD76/Wg[saga]
2017/08/31(木) 23:01:31.25 ID:bIVoItty0
レッスンが始まった。次のライブで歌う曲を一通り歌い、現在の習熟度を見るのが今日のレッスンだ。
心も寝不足や二日酔いを引きずっている様子はなく、しっかり声を出して歌えている。
「それじゃあ、次は『メルヘンデビュー!』にいきましょうか」
「はいっ☆」
心がトレーナーさんに返事をすると、聞き覚えのあるあの曲が流れだす。
歌う準備をしている心の顔を見ていると・・・一瞬顔が曇ったような気がした。
しかし、歌い始めると、顔は戻り歌声もちゃんと響いている。音程も全くずれていない。
「キャハッ!ラブリー17歳♪ブイッ♪」
セリフも完璧だ。さっき顔が曇って見えたのは気のせいだったか・・・?
「うん、この曲は大丈夫そうね、次の曲にいきましょうか」
「・・・はい」
返事をした心の顔が、また一瞬曇ったように見えた。
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