14: ◆NVPtD76/Wg[saga]
2017/08/31(木) 23:04:01.00 ID:bIVoItty0
「すみません、興奮しちゃいまして・・・」
「いえ、大丈夫です。」
落ち着きを取り戻した菜々さんは、申し訳なさそうにしながら椅子に座っている。
「佐藤が安部さんに対して怒ったり、曲を歌うのを嫌がったりしてることはありません。誓って言えますよ」
「そ、そうですか・・・でも、やっぱり最近避けられているようで・・・」
嫌われたりしていないということで、ほっとしたようだが、それでもまだ心配そうな顔をしている。
「ちなみに、いつごろから避けられていると感じましたか?」
「石川公演が終わった直後の電話は、楽しそうに話してたんですけど・・・次に話したのが、SSAに出る宵乙女のメンバーで集まってレッスンしたときです。そのときに避けられているって感じて・・・」
普段仲のいい二人が、レッスンで顔を合わせるまで話をしなかった。
ましてや、あんなに直接伝えたがっていたのに、か。
避けているというのは事実みたいだな。
「分かりました、原因に関しては自分もある程度察しがついてますので、明日佐藤と話をしようと思います。その前に、安部さんにお願いがあるのですが・・・」
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