4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/30(水) 16:42:06.82 ID:30zE7OjdO
「おー……」
「えへへ。これ、凄いんですよ? 他に何も着けてないから、プロデューサーさんのがたくさん感じられて……とっても、とーっても気持ちいいんです!」
「そんな自慢げにされても」
「あ、えっと、だからそういう意味? でも脱げません」
「まあそうだね。これで脱げ、っていうのはただのセクハラというか」
「……あ、でも」
「うん?」
「脱いでもいい、かもです。確か、えーっと……既成事実? ……を作っちゃえば、プロデューサーさんともっと上手くいくかもしれないよ。って、前にどこかで……」
「誰なのかなそれを教えた犯人は……とりあえず、というかとにかくダメ。それはダメ、だからね」
「ダメなんですか?」
「ダメなの」
「うー……分かりました」
「よろしい」
「それじゃあ、プロデューサーさんからも言ってもらえましたし……これは脱がないことにしますね」
「あー……まあいや、今すぐここで脱げとは言わないんだけどさ」
「けど?」
「着替えてはほしいかな。ほら、着替えてる間僕は外に出てるから」
「……むえー」
「いや、嫌がられても……べつに今日は寒くもないし、僕は替えのシャツ着てるからこの格好で帰ってもいいんだけど……ほら、愛梨がその格好なの見られるとちょっと」
「……プロデューサーさんだって言ってました。アイドルとプロデューサーは信頼関係が大事なんだ、って。だから」
「信頼関係は大事だと思ってるけど……でもこれはもう信頼関係というより、もはや恋仲にある二人の関係というか……」
「ちょっと服を着てるだけじゃないですかー」
「そうだね。でも状況がね。事務所に来たときには私服だったのに帰るときには相手の着てた服っていうのがね」
「普段も着替えたりはしますよ?」
「愛梨、今日はレッスンも何もなかったでしょ。来てから帰るまで、居たのはずっとこの部屋の中へだけ。それでこれは流石に」
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