佐久間まゆ「まゆはまだ、死にたくないかもしれません。」
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1: ◆9IiwWr6nW.
2017/08/28(月) 00:32:20.30 ID:YmD/7/65O

「貴方が言うなら、そうしましょう。」

アイドルとして順風満帆で、ユニット仲間も出来て、プロデュースしてる俺も幸せで、すごくうまくいっていた。それは間違いないことで。
それでも、まゆ自身の恋心はどうしようもないことだった。
アイドルとしての佐久間まゆは、その片思いがあってこその魅力があるって、承知していた、つもりだった。

けど、まゆに触れて、触れるうちに、俺自身がまゆを好きになってしまった。
両想いじゃ、意味がないんだよ。

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2: ◆9IiwWr6nW.
2017/08/28(月) 00:32:46.89 ID:YmD/7/65O
まゆにも誰にも恋心を悟られないように動き続けた、けど仕事を重ねて、時にはオフで遊んで、そんなことを繰り返すたびに思いは増していった。
まゆの気持ちがわかっていって、どれだけ酷なものかを理解はすれど、アイドル佐久間まゆには片思いが必要だとわかっていたから頑張れた。
どうしようもないほどに好きになっても、必ず実のる恋だとわかっていても、身動きの取れない恋が、痛いくらいにもどかしくてどうしようもなくなっていく。
仕事で、事務所で、笑顔を向けられるたびに、その裏にあるもどかしさを理解したせいで、辛くなって、嬉しくなって、泣きたくなる。

以下略 AAS



3: ◆9IiwWr6nW.
2017/08/28(月) 00:33:23.34 ID:YmD/7/65O
ある日、会社が消えた。
社長が新規事業に失敗、蒸発、会社も消えて、活躍していたアイドルは別々の場所に引き抜かれた。
けど、プロデューサーは実質クビでしかなかった。

まゆが引き抜きの際に俺を担当につけることを絶対条件としてこれたおかげで、再就職先は簡単だった。
以下略 AAS



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