【進撃の巨人×異世界食堂】エレン「異世界食堂? なんだよそれ?」
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34: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:14:28.98 ID:hVxqWr5Do
ミカサ「そんな事、考えるまでもない……」

 アルミンの答えを待たずして、ミカサが自分の立体起動装置を外し、ハインリヒに手渡す。


以下略 AAS



35: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:16:04.11 ID:hVxqWr5Do
エレン「なあアルミン……もしここが異世界ってんなら……壁の中の人達をここに案内すれば、もう巨人を気にする必要なんてないんじゃないか?」

アルミン「それは僕も考えたんだけど……でも、数十万、数百万といる人類をみんなここに運ぶのって、きっと無理だと思う……」

ミカサ「私は反対……それは結局、巨人から逃げ出すと言う事になる、……なら、たとえ今が苦しくても、勝って道を切り開べきだと私は考える」
以下略 AAS



36: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:17:49.35 ID:hVxqWr5Do
アルミン「良い匂いだ……これは……肉? 肉を焼く匂いだね……」

エレン「今一瞬見えたけど、ありゃ何の肉だ? 分厚くて赤みがあって……見た事ねえぞ」

ミカサ「前に……訓練兵だった頃に見た覚えがある……サシャとコニーとキース教官の料理対決の時……」
以下略 AAS



37: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:19:09.71 ID:hVxqWr5Do
エレン(普通に考えれば簡単にわかる……こんな美味そうなもん、一生食えねぇってことぐらい……)


 一目で分かる、自分達が一生かかっても食べられない、圧倒的な存在感。

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38: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:20:13.00 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「まぁ、驚く気持ちも分かるが、まずは冷めないうちに是非食べてみてくれ……きっと口に合うと思うぞ」

エレン「い、いただきます」

 ハインリヒの言葉に息を飲み、各々がナイフとフォークで肉を切り分け、一口、それを口に運んでみる。
以下略 AAS



39: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:22:34.38 ID:hVxqWr5Do
 ――それは、決して美味いと呼べる物ではなかった。




以下略 AAS



40: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:23:27.30 ID:hVxqWr5Do
エレン「………っっ………っっ!」

ミカサ「…………ッッ……」

アルミン「……………っっ………」
以下略 AAS



41: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:25:40.19 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「店主! まだ足りぬ! ステーキをあと三人……いや、六人分だ! 急いでくれ!!」

店主「はいよ、しばしお待ち下さい」

 ハインリヒの声に店主が再び料理を開始する。
以下略 AAS



42: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:27:36.61 ID:hVxqWr5Do
ハインリヒ「ライスとスープもお代わりを頼む、大盛り……いや、特盛りでだ!」

アレッタ「はい、ただいま!」

 ライスとスープを平らげる間に二皿目のステーキが目の前に差し出され、再びエレン達は眼前の肉目掛け、ナイフとフォークを突き立てる。
以下略 AAS



43: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:29:21.83 ID:hVxqWr5Do
 そして二枚目の皿も完食し、三枚目の皿を手にした時、不意に三人の頬を奇妙な感覚が伝っていた。


 それは、涙……。

以下略 AAS



44: ◆kh6j.ZZqSk[sage saga]
2017/08/27(日) 23:30:30.32 ID:hVxqWr5Do
 これまで、何度死ぬ思いをして来ただろう。

 これまで、何度目の前で仲間の死を見て来ただろう。

 これまで、何度空腹を味わって来ただろう。
以下略 AAS



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