44:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/29(火) 23:31:30.54 ID:3y5COwSS0
次の日は、指定されていた日の一日目でした。私はお仕事もレッスンもなく、学校もないお休みの日だったので都合が良かったです。午後からは用紙にあった病院へ足を向けました。
受付で簡単な書類に記入を済ませて奥に進むと、真っ白な室内には他のアイドルの姿もちらほらありました。
みなさん肩を落としていたり、喜んでいたり。
同じユニットを組んでいて、とても仲良くしてくださっている早苗さんもいました。
フラフラとこちらへ歩いてきます。歩く足取りからもわかるとおり、早苗さんは落ち込んでいる方でした。
「雫ちゃん……」
「早苗さん。顔色、悪いですよー? どこか悪いところがあったんですか?」
「ん……あのね。……体重とね。ウェスト周りが、ちょろっと、増えてたっていうか」
「あらー……」
パッと見た感じでは、特に変わったところはないように思います。だから、別に心配することもないと思うんですが……。
「お酒、控えるわ。ちゃんと絞んないと……!」
決意に水を差すのもなんですから、頑張ってください、とだけ伝えておきました。
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