338: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/04(水) 22:53:50.69 ID:MPbYTksVO
朝、太陽の陽で私は目を覚ましました。
アラームが鳴るまで、まだ三十分もあるくらいの時間です。
遅くまで寝れなくて、目が重い筈なのに。
いつもだったら、二度寝しようかな、なんて考える筈なのに。
……よし、頑張ります!
心はどこか晴れ晴れとしていて、射し込む光は心地よいです。
決意は固く、今にでも飛び出したいくらい。
私は決めたんです!
きちんと全てを伝えて、今後はちゃんと自分の力で乗り越える、って。
今まででお世話になってきたもう一人の自分とはお別れして、自分を信じよう、って。
ズルなんてせず、頑張って、今まで以上に頑張って。
私は、島村卯月は、堂々とステージの上に立ちたい、って。
「行ってきます!」
かなり早いですが、私はすぐ支度を終えて家を飛び出しました。
いつも通っている道も、時間と気持ちが違えば全く別の風景です。
その全てが心地よくて、なんだか楽しくなって。
私は笑顔で、道を歩きました。
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