22: ◆oCJZGVXoGI[sage]
2017/08/28(月) 06:57:16.92 ID:EHwrceLI0
すみません、酉間違えました。
「忍ちゃん、今日はよろしくだにぃ♪」
「こちらこそよろしくね、きらりちゃん」
今日は麗さん、マスタートレーナーさんのレッスンなので物凄くキツイ。が、指摘してくれる箇所が的確で回数を重ねるごとに成長していってるのが実感できる。苦しいけど楽しい!
……滅多に受けられないマスターさんのレッスンと、きらりちゃんと一緒だということが私を高翌揚させていた。周りが見えなくなるほどに。
「おい、工藤!」
マスターさんが叫んだことで正気に戻ると同時に、きらりちゃんの長い脚に私の脚がぶつかってしまったことに気付いた。足を引っ込めようとしたが、既にきらりちゃんがこちらに倒れこんできていた。きらりちゃん、まつ毛長いなぁ。そんな事を思いながら私たちは一緒に倒れた。
「大丈夫か!?諸星、工藤!」
「は、はい、なんとか……」
う〜、おでこと右手が痛い……。あ、きらりちゃんは大丈夫だろうか!?
「にょわぁ〜〜。忍ちゃん、大丈夫かにぃ?」
真っ先に私の心配なんて、きらりちゃんは優しいな。でも、なんで右手も痛いんだろう?
「……おい、工藤。こちらを向きなさい」
マスターさんの指示通りに彼女の方を向く。自業自得とは言え、雷を落とされるのは怖いなぁ。
「工藤、鏡を見るんだ」
鏡を見ると、そこには涙目のきらりちゃんが映っていた。
344Res/309.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20