160:名無しNIPPER[saga]
2017/09/14(木) 21:12:45.41 ID:QOYRkH000
「そういえば小梅さん、昨日はショッピングでもしてたんですか?」
「えと……昨日は溜まってたDVDを観てたから、ずっと寮にいたよ……?」
「あれ、そうなんですか。むむむ……」
レッスン後のロッカールーム。
私の返事を聞いた幸子ちゃんは、着替えの途中で動きを止めて首をかしげた。
どうしたんだろう?
「昨日、駅前で小梅さんらしき人を見たんです。でも人違いだったみたいですね」
「小梅ちゃんのそっくりさんって、なんか珍しいね……」
「輝子さんが言いますか……でも、そうなんですよねぇ。遠目とはいえ見間違えるわけないと思ったんですが」
「ファンの子が、服装も真似してるとか……? このあいだの雑誌で私服公開とか、好きなブランドの話題とかも載せたし」
「ありましたね。そういうことなんでしょうか?」
「それより、DVDはなにを観たんだ……? キノコが出てくるものもあった?」
「えっと、キノコは出てきたかな……あれ、よく覚えてないや……」
こんな風にそれきりお終いになって、別の話を始めたんだけど。
この話はここで終わらなかった。
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