【トトリのアトリエ】ミミ「こんなことはこれっきりにしてよね」
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8:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 13:20:05.20 ID:SC7wIBIj0

 確かに過去二度、同じような状況になっては街の目は鼻の先であったから。トトリも私がここまで疲弊するとは予測していなかった。心底申し訳なさそうな顔をしている、そんな顔を見せるな。

「心配しなくてもいいわよ。私を誰だと思ってるの?」
「ミミちゃんは、ミミちゃんだよ。わたしこんなに…」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 13:20:39.41 ID:SC7wIBIj0
「分かったわよ、分かったってば。私も休みたかった所だから」
「ゆっくり休んでね。なんでも言って。わたし、なんだってするから」
「なんでもなんて大げさね、軽々しくそんなこと言うんじゃないわよ。そのうち痛い目に会うわよ」
「大丈夫だよ、ミミちゃんにしかこんなこと言わないから」
「………」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 13:21:16.14 ID:SC7wIBIj0
 早めの夕食を済ませて木陰に二人並んで座り込むと、風がさっと吹き入りトトリの匂いを私へと届けてくれた。花のような甘い香りだ。なんて落ち着く香りだろう。汗も混じっているが、それすらも清々しい。風に全身の疲れが溶けていく。

 日は丘を、私達を橙に照らす。私達は夕闇に染まる空をなんとなく眺めていた。なんでもない時間も、トトリと一緒ならばこんなにも心地よい。どちらともなく肩を寄せ合い、ゆっくりと地平線に沈む夕日を時間も忘れて眺めていた。

 どれだけの時間そうしていたのだろう。すっかり日は沈み月が出ても、私達の目は空に張り付けられている。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 13:21:57.04 ID:SC7wIBIj0
 そのまま眠っていたようだ、朝の日差しの眩しさに目を覚ます。眠るトトリの横顔は安らかで、何よりも尊い。トトリが私の横で安らかに眠ってくれるのが嬉しかった。

 この子を守り続けよう、私は勝手に心に誓った。

 再びトトリを背負い、歩き始める。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/08/27(日) 13:22:27.41 ID:SC7wIBIj0
終わり


13:名無しNIPPER[sage]
2017/08/27(日) 17:30:02.60 ID:M5pMXyiLO
糞スレやんけ


14:名無しNIPPER[sage]
2017/08/27(日) 20:01:07.17 ID:EWbR79lZo
乙です
トトリとは懐かしい
トトミミも良いけどジーノくんとのトリオも好きだったなあ


15:名無しNIPPER[sage]
2017/08/28(月) 09:00:27.84 ID:IC0FalmBo

やっぱりこのカプはいいね
前にミミが一人雪山で頑張るSS読んだけど1の作品?
あれもよかった


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