9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/08/27(日) 12:54:14.78 ID:IW6lTeqn0
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どうにも決まらないみたいだったから、最終的に勢いで決めてもらうことにした。
「さん、にー、いち、はい!」という私の掛け声に合わせてプロデューサーが帽子を指で示す。
選んだのは、ロゴがワンポイントで入ったキャップだった。
「悩んだ割に、普通じゃない?」
「だめだった?」
「んーん。これがいいと思ったんでしょ? なら、私もこれがいいよ」
プロデューサーが手を伸ばすより先にキャップを手に取る。
「自分で買うから」
「ばれてた?」
「ばればれ。ほら、お店の外で待っててよ」
お金を払うときに「そのままかぶっていきます」とタグを取ってもらった。
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