1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/08/27(日) 12:48:24.42 ID:IW6lTeqn0
午前中のお仕事を終え、夏の暑さから逃げるようにして事務所に入る。
すれ違う社員の人たちにお疲れ様ですと挨拶をしながらソファを目指す。
先客がいないことを確認して、ソファに荷物を置いて、冷蔵庫から私の名前が書かれたお茶が入ったペットボトルを取り出した。
再びソファまで戻り、どさっと腰掛けてペットボトルを開ける。
一気に半分ほど飲み干すと、体が一気に冷えていく。
ふぅ、と一息ついて、プロデューサーの姿を探すと、プロデューサーはデスクで何やら忙しそうにしていた。
今は邪魔しない方がいいかな。
時間ありそうなら一緒にお昼でも、と思ったんだけど。
残念だ。
心の中で呟いて、マガジンラックからファッション雑誌を抜き取った。
これかわいいなぁだとか、これは誰々に似合いそうだとか、そんな感じで雑誌を眺める。
しばらく夢中で雑誌をぱらぱらとして、帽子の特集を読んでいたところ、不意に後ろから声をかけられた。
「変装、嫌いじゃなかったっけ」
振り返ると、そこにはソファに肘をかけて、私の手元の雑誌を覗きこむプロデューサーがいた。
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2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/08/27(日) 12:49:25.73 ID:IW6lTeqn0
○
「別に、嫌いってわけでもないよ。必要ならするし」
3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/08/27(日) 12:49:54.53 ID:IW6lTeqn0
○
私が駐車場に到着して数十秒後、プロデューサーもやってきた。
4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/08/27(日) 12:50:21.34 ID:IW6lTeqn0
○
イタリアンのお店に到着して、メニューを開く。
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