【ガルパン】山郷あゆみは、駆けるアリクイの背に乗って
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194:名無しNIPPER
2017/08/26(土) 23:23:44.24 ID:hCip+/ix0

王 『 さあ、まずは香道チーム、呼吸を整えた後に助走をつけて、坂をよじ登りにいった! ……あぁ! しかし坂の真ん中で失速! その場で止まってしまったぁ! 』

角谷 『 ここからが力勝負だ。 傾斜に負けないように、一歩ずつ坂をよじ登っていくしかない 』

王 『 続いて華道チームもチャレンジしますが……やはり坂の真ん中辺りで止まってしまいます! 』

角谷 『 運動系の忍道チームならどうかな? 』

王 『 忍道チームも同じように助走をつけて……さぁどこまでいくか!? ……だめだ! 香道チーム、華道チームと同じところで止まってしまった! 』

角谷 『 だめかぁ〜、忍道チームは俊敏性ならピカ一だけど、パワー勝負になると厳しいねぇ 』

王 『 3チームともまるで氷壁にピッケルを食い込ませるかのごとく、一歩ずつ坂に足を打ち込んで、上へ上へと登っていきます! 』

角谷 『 この障害物ポイントのキモはね、タスキ役の子の体重なんだよ。 リアカー自体もそれなりに重いけど、それに人間一人分の体重を加えて登らなきゃいけないからね 』

王 『 ここで中位グループがターミナルにやってきました! 書道チーム、仙道チームがいま坂の前までやってきますが……やはり立ち止まってしまう! 傾斜角度は30度といえども、一呼吸置いて力を溜めてからでないと、ここを登るのは厳しいということでしょう! 』

角谷 『 馬がソリ引いて競い合うばんえい競馬と同じ要領だよ。 障害坂の手前で立ち止まって、呼吸整えてから登り出すわけだ 』 

王 『 両チームとも助走をつけて……やはり坂の途中で失速! ここから地球の重力との闘いが始まります! 』

角谷 『 おっと、先頭グループの方で順位の変動がありそうだよ 』

王 『 あぁっと! 華道チーム! いま香道チームをゆっくり抜いて、ここでトップに立ったぁ!! 頂上まであと2m! 』



山郷 「 うわ!? なにあの坂!? 」

ぴよたん 「 アレをリアカー引いてよじ登れってことぴよね……はぁっ、はぁっ……力勝負って、このことぴよか…… 」

山郷 「 ぴよたん先輩、私達も手前で止まって、いったん呼吸を整えましょう! 」

ぴよたん 「 ……いや、このまま行くっちゃ 」

山郷 「 このまま行くって……大丈夫なんですか!? 」

ぴよたん 「 まぁ、坂の途中で止まっちゃうぴよね 」

山郷 「 じゃあ!? 」

ぴよたん 「 でもここで仕掛けないと、書道チームと仙道チームの防御線を抜けられないっちゃ。 大丈夫! 策はあるから! 」

山郷 「 さ、策ですか? 」

ぴよたん 「 坂を登っている途中で合図出すから、そしたらアユミンは振り落とされないようにリアカーに捕まって! 」



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