晩夏にほどける
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7: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:10:34.73 ID:fLR/Lwcb0
「うそ。全然お酒も飲まんで、取り持ってくれたと」

 ふっと息を吐くように、彼女がにこやかに微笑む。

 たったそれだけの仕草で、息が詰まりそうになってしまった。
 なんとも単純な生き物だと、我ながら思う。


「いや、幹事が酔い潰れとったらあかんでしょ」

 頬が緩んでしまいそうになるのを、苦く笑ってごまかした。



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