晩夏にほどける
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41: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:52:03.33 ID:fLR/Lwcb0

 どこか拗ねたような横顔。その顔がおれに向き直り、こちらに身を乗り出して、そのまま右の耳元に近付いてきた。
 おれはというと、突然の事態についていけなくて身体が動かなかった。

「言うときに照れんくなるばい」

「な、なにを、ですか」

 耳元で甘い甘い、鈴のころがるような声がする。
 こそばゆくて仕方なかった。

「うちからもきみに、言ってあげたかこと」

「……おれに」




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