晩夏にほどける
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33: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:42:34.54 ID:fLR/Lwcb0
 聞き逃してしまいそうなほど微かな咳払いが聞こえた。


「うち、好いとう人がおるんよ」


 それは、口から出たそばから空気に溶けて消えてしまいそうな言葉だった。
 彼女はじっと、グラスに浮かぶ小さな氷山に視線を落としている。



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