15: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:24:33.96 ID:fLR/Lwcb0
気持ちを伝えようと思ったことは、何度もあった。
しかし、その一歩がなかなか踏み出せなかった。
今のようにお互いにつかず離れずの距離で向き合う、緩い結びつきのような間柄を続けるのも、十分心地良かったからだった。
たとえ気持ちを伝えたとして、もしも断られでもすれば、気軽に話すことさえできなくなる。
そうなることが、なせかとても恐ろしいことのように思えた。
要するにおれは、ただ臆病だった。
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