6:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:50:02.40 ID:H5zUtyUi0
ハカセはボスにその旨を記録するように指示をした。
ツチノコはそんな二人を見つめていたが、おもむろにこう切り出した。
ツチノコ「ハカセ、世の中ってすばらしいんだろうな。ツチノコとは言えども、もうこの筒の中はあきあきした。外へ出てみたいんだ」
ハカセ「だ、だめなのです! そのサンドスター溶媒の中から出た途端、おまえは死んでしまうのですよ!」
ツチノコ「でも、いろんな本を読むにつれ、もっともっと知識がほしくなるんだ………、大海原や古代遺跡を調べて、この目で確かめたいんだ」
ハカセ「いいですかツチノコ、それらの本に書かれていることはみんな、人間が地上で栄えていた遠い昔の事なのですよ。今の世界はそんな楽しいところじゃないのですよ」
ツチノコ「うそだ!ハカセはオレをここから出したくないからそんなことを言うんだろう?」
ハカセ「おまえは人造生物なのです!サンドスターと動物の遺伝子を反応させたアニマルガールなんですよ!なんどもわたしは筒の外にアニマルガールを出してみました。でも………みんな死んだ!」
ツチノコ「それでも!オレはツチノコだ!他の動物たちとは違うかもしれないんだ!………一度でいいから出してくれないか」
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