7:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:50:35.57 ID:H5zUtyUi0
ハカセは酷く逡巡したが、最後にはボスに指示を出した。
ハカセ「………サンドスター溶媒を抜いてください。臍帯コードをはずして、試験管壁を上へ」
ツチノコ「お、おお………」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:51:10.85 ID:H5zUtyUi0
ツチノコ「ハカセ!見てくれ!オレは外の世界を歩いている!」
ツチノコはよたつきながら数歩前に進んだ。しかし、そこで苦しそうに悶え膝をついた。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:51:53.35 ID:H5zUtyUi0
ハカセ「ツチノコ………、やっぱり、おまえも、だめでしたか………」
ハカセ「神様!!憐れみたまえ!!」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:52:45.55 ID:H5zUtyUi0
その時、ハカセはドームの外に強く黄金に光る物を見つけた。それは鳥の形をとりながら、こちらへと近づいてきていた。
ハカセ「鳥………? なぜこちらをみつめるのです?ドームの中に入れてほしいのですか?」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:55:29.86 ID:H5zUtyUi0
(あなたの訴えを聞いてやってきました)
ハカセ「………テレパシー?話しかけているのはおまえなのですか?おまえは神の使いなのですか?」
(ちがいます。………分身なのです)
12:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:56:02.76 ID:H5zUtyUi0
(私が道案内しました。その人間は今ここに来ます)
そのころ、吹雪が吹きすさぶ、厳しい雪原を、
ひとりの人間と一匹のけものが、いまにも倒れそうになりながら、歩いていた。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/08/24(木) 00:56:52.14 ID:H5zUtyUi0
続きはまた次の夜に
14:名無しNIPPER[sage]
2017/08/24(木) 17:21:46.81 ID:RDIl8ZDDo
この編のロック大好き
きたい
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